FC2ブログ
2008. 02. 13  
仕事が一段落したのでホラービデオなど……
ルーシー・リューの《ブラッド》。結局買っちゃいました……(^^;)

ブラッドブラッド
(2007/12/21)
ルーシー・リュー.マイケル・チクリス.マリリン・マンソン.マコ・イワマツ

商品詳細を見る



低予算ながら、なかなか良くできてました。
ルーシー・リュー、よくこれに出たな~~という体当たり演技。
倒叙サスペンスも厭味でないです。

突っ込みどころは満載なんですが(あのメンターぽい人は何だったの? とか銃で死なないのに何でボウガンで死ぬの? とか、まるっきり生きてる系の吸血鬼なのに鏡にだけ映らないのはおかしいんじゃ? とか、伏線なしでいきなりアレは反則……とか)でも総合するとB級以上の出来だと思います。てか、B級ホラーじゃないですね。むしろ良くできたインディーズ・ホラーみたいでした。同じく旬の女優を使って低予算で作られたアンヌ・パリローの「イノセント・ブラッド」よりはるかに良くできてました。お色気路線は失敗でしたが……ぜんぜんデカダンでも色っぽくもないんですよね~~
ラストのあれはお約束……(笑)


さー担当さんの追撃があったので明日からまた仕事です……(^^;)
2008. 01. 06  

久々のヴァンパイアテーマご紹介。
リチャード・マシスンの古典的名作、新訳にて復刊です! 目出度い~~
私は『地球最後の男』というタイトルの旧訳で持っていたのですが、新訳もゲットしましたv 古酒を新しい革袋に♪ キレ、コクともに味わい格別です。
訳者後書きにこの作品のあまりにも有名なラスト一文に対する新解釈があるのですが、確かにこちらの方がしっくり来ます。
マシスンという作家はホラーを書いてもストレートなホラーではなくて、どちらかというと奇妙な、変化球で来る作家で、そしてそのテイストは優しい。人間への乾いた優しさ、とでもいうものをホラーに込めるのですよね。だからとても好きな作家なのです。そのマシスンがラストで言いたかったこと、それはやっぱり……という気がしました。

マシスンは《ヴァンパイア・マシスン》という綽名があるくらいヴァンパイアものが好きだったそうですけど、ヴァンパイアものは翻訳はあまり出ていないのです。私が読んでるのは《吸血鬼は夜恋をする》と、あとタイトルを思い出せない短編がひとつくらい(佐々木倫子の「代名詞の迷宮」でネタに使われてたやつだと思います)。
これを機会に未訳のホラー短編なども翻訳して欲しいです。



アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)
(2007/11/08)
リチャード・マシスン

商品詳細を見る


復刊のきっかけは映画化だったのだろうと思いますが、映画はまだ見ていないのですが全くの別物だそうです。時代設定が変わっただけでなく、吸血鬼(これ、映画版では言っちゃいけないことらしいですね。映画の宣伝でも触れてなかったし……でも封切りから半月以上経ってるからもういいでしょう)でもないらしいです。
映画を先に観て、元はどんな話だったのか確かめるのも良いと思います。原作を読んでからどんな映画になったのか見に行く、というのも良いですね。

わたしは観に行けるかなあ…………こないだ地元で面白そうなB級吸血鬼映画やっていたのに見に行きそびれるし……('_;) ルーシー・リュウの「ブラッド」って、ご覧になった方おられます? 
2007. 03. 04  
映画のサントラ・アルバムというのは昔からあまり買いません。たいてい一曲くらいしか気に入りの曲がないからで、あとはいかにも場を立てるため、みたいな音楽なので。
今までに買ったサントラはたぶん以下の4点だけ。

「ドラキュラ都へ行く」
「ロッキー・ホラー・ショー」
「ロスト・ボーイ」
「(コッポラの)ドラキュラ」

 …………………………なんだかなあ、ってカンジですね………………(^_^;)

うち、「都へ行く」はLPなのでもう聴けません。ロッキー・ホラー・ショーはDVDで買い直し。ロスト・ボーイはLP持ってたのをCDで買い直し(←ビョーキですね……)。

「ロッキー・ホラー・ショー」に関してはロック・ミュージカルの傑作なのでどれも名曲ぞろい。「ロスト・ボーイ」は主題歌がドアーズのこれも名曲「People Are Strange」だったのと、「Cry, Little Sister (Theme From The Lost Boys)」がえらく良かったので2曲がオーケー。「ドラキュラ」は良かったのは「love song for a Vampire」のみ……。率悪いですね……(^_^;)

「都へ行く(原題はLove at the first bite、「一噛み惚れ」)」は大昔のディスコ・ブームの時の映画で、コメディ・ホラーとしてはとても良くできていたのに吸血鬼映画ファンの間で耳目をひかない存在になっているのが悲しいです。音楽の方は当時流行のディスコ・ミュージック。ドラキュラ伯が黒マントを翻してディスコで踊るシーンなんかがあったんですよ。ルーマニアの城を追い出されてアメリカに渡る伯爵がミジメったらしくてケナゲで可愛くてね~~v これ、DVDも出てないんですよ~出ないかなあ~~。
2007. 02. 26  
フランシス・コッポラ監督による『ドラキュラ』のサントラ、先週から頼んでいたのがやっと届きました♪ もちろん目当てはアニー・レノックスの歌う『love song for a Vmpire』。 いや~イイですよ~v しかし、他の曲はどうしても説明的というか……映画音楽の宿命なんですね……。説明的な音楽というのがどういうものか知りたければ映画のサントラを一枚買ってみればいいと思いました……。でも、『love song for a vampire』一曲のためだけでも価値はあったと思います。これのビデオがあれば絶対買うのに……。アニーの公式サイトにはこの曲のビデオが置いてあるんですよ。モノスゴク良いのです。牙はないんですけどヴァンパイアにしか見えません! どうして映画本編に出てないの~~? 


http://www.alennox.net/
ここにアクセスしてmusic→video galleyと進むとNo.4がlove song for a vampireのビデオです。画面小さいのですが……。

は~ためいき~v この曲はあくまで「ひとりのヴァンパイアへのラブソング」なんですよね。「a」を忘れてはいけませんv


そしてこちらがゆーちゅーぶで見つけた貴重なライブ映像。コワイですよ~~。
目の演技がカタカリ・ダンサーのよう……。

http://www.youtube.com/watch?v=vCeMk1F00WE



そしてサントラはコレですが……正直、よっぽどアニーのファンでなければ買わなくていいと思います……

Bram Stoker's Dracula: Original Motion Picture Soundtrack Bram Stoker's Dracula: Original Motion Picture Soundtrack
Original Soundtrack (1992/11/24)
CBS
この商品の詳細を見る


2006. 12. 06  
ヴァンパイア・カテゴリの本のご紹介です。絶版本なのでAmazonには画像どころかデータもないので画像なしなんです。「ナノテクSF」にカテゴリされていたためか私のヴァンパイア・アンテナに引っ掛からず、最近まで存在すら知りませんでした。たまたまヴァンパイア・テーマの面白い本だと聞き、ネット古書店で購入したのですが、いや、なんで読んでなかったの~という感じでした。
説明が難しい作品で、感想はネタバレを含んでしまうのでご注意下さい。↓


《デッド・ガールズ》リチャード・コールダー著  発行トレヴィル

ナノロボット汚染による人工的ヴァンパイア、《ドール》。それが《デッド・ガールズ》とも呼ばれ、彼女たち自身により《リリム》と呼ばれる少女ヴァンパイアたちでした。この《ドール禍》のためロンドンは封鎖され、リリムとなった少女は既に死んだものと見なされて処刑される運命でしたが、一人の《リリム》プリマヴェラは恋人イグナッツとともにロンドンを脱出し、タイに逃れます……。

これはプリマヴェラとイグナッツの愛の逃避行の物語。
永遠の少女であり、「誰も愛さない」はずのリリムのプリマヴェラはそれでもイグナッツを求め続けるのです。熱烈に。彼だけを。イグナッツは彼女を畏れながらも見捨てられない。逃れられない。二人はシャム双生児のように別ちがたく結びついているのです。プリマヴェラの残酷な純粋さは《少女》そのもの。二人には未来はなく、あるのは全てを殺ぎ落とした純粋な《愛》のみ。
《リリム》であるプリマヴェラはイグナッツの血を飲むけれど、彼女がヴァンパイアであるのはその行為によってではなく、《愛》を糧とするからです。おそらくイグナッツへの愛がなければ彼女は他の《ドール》と同じ、ただの美しいお人形になってしまったのでしょう。でも、彼女はリリム種族を裏切ってまでひたすらにイグナッツを求め続けたのです。まるで赤ん坊が乳を求めるがごとくに。

すべてのヴァンパイアは《愛》を喰らう。プリマヴェラは表面的な吸血行為より一段深い意味でヴァンパイアであり、この物語は表面的にはSFであるけれども深層部分においてヴァンパイア・テーマなのです。ヴァンパイア好きの共通無意識に訴えるイメージも随所に鏤められ、思わず手を打つようなお遊びも(たとえば、脈絡もなく「ポランスキー」なんて名前が出てきたり)。文体は非常にスタイリッシュで特異なガジェットに満ちています。でも難解ではなく読みやすいのは、この異形の未来が少年イグナッツと少女プリマヴェラの眼を通して描かれているからでしょう。ちなみに、女性型アンドロイドを意味する《ガイノイド》という語はコールダー氏の造語だそうです。


残念ながらこの作品は現在絶版であり、入手は困難です。
でも、続編である「デッド・ボーイズ」、そして日本版は幻に終わった完結編「デッド・シングス」の3部作をまとめて復刊しようという運動が水面下で進んでいるそうですので、期待して待ちましょう~。
2006. 10. 21  
久々にvampireカテゴリのご紹介です。
ロマン・ポランスキーの傑作ホラー・コメディ『吸血鬼』。これ、アマゾンには在庫がないんですが画像だけはあるので一応リンク貼っておきます。セブンアンドワイとかではまだ在庫があります。というか、私はセブンアンドワイで買いましたv


ロマン・ポランスキーの吸血鬼 ロマン・ポランスキーの吸血鬼
ジャック・マクガウラン (2006/07/14)
ワーナー・ホーム・ビデオ

この商品の詳細を見る



コメディとデカダンスの幸福な結婚、とでもいう映画。巨匠ポランスキーの作品だけあって映像は美しく、そして笑いも際立ちます。ユダヤ人の吸血鬼には十字架が効かないとか、おバカなスレイヤー助手がホモ吸血鬼に襲われるとか、ブラックな笑いがいっぱい。スレイヤーと助手が杭打ちの練習をするシーンなんか、腹が捩れますですよ。そして皮肉な結末。とってもブラックで耽美で楽しい映画です。限定生産なので、ホラー・コメディがお好きな方はアマゾン以外でお早めに捜してください。


2006. 08. 20  
スタージョンの話題が出たのでこの名作をご紹介。

きみの血を きみの血を
シオドア スタージョン (2003/01)
早川書房
この商品の詳細を見る


スタージョンは分類の難しい作家で、強いて言うなら『奇妙な味』系、でしょうか。
この作品の味わいもとても奇妙です。奇妙ですが、極上です。

ヴァンパイアもののようでヴァンパイアものでなく、ホラーのようでホラーでなく、サイコサスペンスのようでサイコサスペンスでなく、文芸のようで文芸でない。そんな不思議な味わい。

一見、ジョン・ヘイやエリザベス・バートリのような「生きている吸血鬼」テーマのように見えますが、猟奇性は皆無。淡々と事実を積み重ねていくのですが、それが最後にゾ~~ッとさせてくれます。あとあとまでも呑み込み切れない気味悪さが残る作品です。やはり「現実」が一番怖いということでしょうか。蒸し暑い真夏の夜にどうぞ……。

2006. 07. 24  
アマゾンのレビューを見てついふらふらと購入……しちゃったんですが、これは吸血鬼物ではないですね。登場人物のほとんど全てが吸血鬼なんですが……。


大吸血時代 大吸血時代
金原 瑞人、大谷 真弓 他 (2006/03)
求龍堂
この商品の詳細を見る



地球上の人間が全て吸血鬼化した世界というのは、リチャード・マシスンの「地球最後の男」(原題は『私は伝説の怪物』)が有名ですが、この作品世界では全世界が吸血鬼化したため、吸血鬼もフツーの疲れたサラリーマンのように暮らさなきゃならなくなっています。人工血液を買ったり、テレビを買ったりインターネットをしたり、冬のアラスカに遊びに行ったり(昼がないので最高のリゾート地になっている)、近所づきあいをしたり、その他もろもろのことのためにオカネが必要なんです。そんなわけで、主人公の中年吸血鬼マーティーは疲れて生きるのもイヤになっていた。そんなマーティーが人間の生き残りの女の子を拾ってしまう。最初は食べようと思い、独り占めするためにこそこそ家に連れ帰り……そして情が移ってしまう! 
そこから先はマーティーの子育て日記です。とにかく他の吸血鬼(と言ってもみなふつーのご近所さん)にバレちゃいけないわけだし、人間の食べるものなんて売ってないし、気苦労の連続なワケですが……。

吸血鬼である必然性があまりなかったですね(^_^;) なんとなく西海岸小説っぽい感じです。女の子の名前の由来とか、特に。ラストは男親が女の子を育てる話に共通のオチ。
映画化するならウッディ・アレン監督がいいと思います。「トレイン・スポッティング」や「エスペデア・ストリート」を楽しめた方でブラックな味わいがお好きな方にはオススメかな。児童文学のくくりになっていますが、ちょっとキワドい描写があるので注意。
2006. 07. 20  
えらいものを買ってしまいました……(^_^;)
いえ、長距離電車に乗るのに読むものがなくて、駅の本屋さんにたまさか置いてたものですから~~←ナニを言い訳してるんでしょうか……。

で、コレです↓ タイトルに『狼男』が入っているので判る通り、狼男メインなので本来はvampireカテゴリじゃないんですが、いまさら狼男カテゴリを作るのもナニですし……(^_^;) 狼男、ドラキュラ伯爵、フランケンシュタイン・モンスターの夢の競演! ユニヴァーサル・プロ公認の正統後日譚! だそうです。


狼男の逆襲 狼男の逆襲
ジェフ ロヴィン (2006/06)
扶桑社
この商品の詳細を見る


ヒロインが妙に冷静で、あんたもうちょっと驚きなさいよ、とか、人がバタバタ死んでる割に警察や町の皆さんも冷静だな~とか、ツッコミ所は満載なんですが、とにかく三大モンスターの競演、というのがスゴイです。狼男は変身しても毛深くなるだけ、というあの伝統のユニヴァーサル・スタイル。私としては完全変態型の狼男が好きなんですが、とにかくこれは伝統なので仕方ないでしょう。ドラキュラ伯爵についてはちょっと独自設定があります。冒頭部分でドラキュラが「小太りの男」という表現があり、違和感があったんですが、これはベラ・ルゴシのドラキュラだからなんですね。そういえばルゴシ、わりと恰幅良かったですね……。この本がユニヴァーサルではなくハマー・プロに捧げられていたら伯爵はクリストファー・リー様ということになり、「痩せて長身」だったんですが。しかし正装に黒マントを翻すというドラキュラ・スタイルを確立した役者としてルゴシの功績は大きいので、やはり外せないでしょう。

まあ、そういうわけで古い怪奇映画ファンにはぜひオススメします。《狼男の逆襲》。ホラー好きにはとても楽しい本です。
2006. 07. 05  
マキャモンの《奴らは渇いている》を紹介したのでそのオマージュ元であるこちらもご紹介しましょう。もっとも、ホラー好きの方には今更という感じですが(^_^;)

モダン・ホラーの傑作中の傑作。スティーブン・キングの《呪われた町》。キングの初期の長編で、「キングらしさ」が凝縮されている感があります。後期のキング作品の長すぎ感もなく、この上下巻を呑み下すとほどよい恐怖とカタルシスが味わえます。


呪われた町 (上) 呪われた町 (上)
永井 淳、スティーヴン・キング 他 (1983/05)
集英社
この商品の詳細を見る




呪われた町 (下) 呪われた町 (下)
永井 淳、スティーヴン・キング 他 (1983/06)
集英社
この商品の詳細を見る



メイン州の田舎町に吸血鬼がやって来たらどうなるか? という、それ自体は単純明解なモチーフなのですが、それを顕微鏡的な緻密さで描いていくことで息詰まるほどのリアリティが生み出されます。多視点で描かれるひとりひとりの登場人物の内面描写は凄まじく、多視点小説のお手本のようでもあります。綿密な内面描写によって否応なく感情移入させられた登場人物がひとり、またひとりと「あちら側」に引き込まれていく。その恐怖。キング独特の細部に魂が宿る、的な商品名を使った日常感の演出や、叙情的で瑞々しい情景描写も堪能できます。ストーリーはオーソドックスで善悪の対決という形なのですが、倒叙法で書かれているにも拘わらずその緊迫感はページを繰る手を最後まで止めさせません。さすが、です。版を重ねているので入手は容易です。未読ならば是非。

この下にしょうもない一言ネタバレ感想が↓
2006. 07. 05  
久しぶりにvampireカテゴリのご紹介。
ロバート・マキャモンの初期の長編《奴らは渇いている》上下巻。マキャモンはキング、クーンツに続くホラーの星(笑)だそうですが、質はちょっと違う。前者がじわじわ~と来る怖さなのに対し、マキャモンはド派手~な怖さなのです。
本作はキングの《呪われた町》を100倍のスケールにしたような感じ。つまり、《呪われた町》の吸血鬼バーロウが田舎町でやろうとしたことを、《奴らは~》のヴァルカン王子(王子なのね……^_^;)はロサンゼルスでやるわけです。とにかくアクション、アクション、またアクションでしかも「量」で来るので吸血鬼ものなのにロメロのゾンビ的な怖さがある。なにしろロスの住民を総吸血鬼化しようっていうんですからハンパじゃないです。えらく荒唐無稽に聞こえますが、個々人の対処とか軍の動きとかを平行して描いているのでその無茶を「へ~そうかも……」と思わせてしまうところがあります。ラストのスペクタルには仰天。とにかく派手なので映画向きだと思うんですが、まだ映画化されていませんね。あ、ヴァルカン王子は美少年です(笑)! この人のキャラは割といいです。主人公のハンガリー移民の刑事よりこっちの方が面白みがあるキャラでした。

奴らは渇いている〈上〉 / ロバート・R. マキャモン

奴らは渇いている〈下〉 / ロバート・R. マキャモン

既に入手困難になってますが、図書館で見つけたらとりあえず借りる価値はあると思います~。古書店での捕獲もオススメ。上下巻、かなり厚いですがノンストップアクションなのであっという間に読めますよ。
2006. 07. 01  
blood aloneの三巻が出てました。例のオタクな本屋さんで発見・捕獲したのですが、新刊なのに棚ざしで一冊しかありませんでした……。でも、地方の本屋さんでは一冊でも入るのはラッキーなことなのでしょうか。

BLOOD ALONE 3 (3) BLOOD ALONE 3 (3)
高野 真之 (2006/06/27)
メディアワークス

この商品の詳細を見る


今回もほのぼのモードでした。ミサキちゃんが凶悪なまでにカワイイです。
少年の姿の旧い吸血鬼、ヒグレがまた可愛かったなあ~~。でも私の贔屓は用心棒吸血鬼のスライなんですが(キザですよこの人!)
しかし、クロエとミサキの幸せが長くは続かないことは判っているんですよね……。ミサキのクロエに対する思慕は思春期前の少女が年長の男性に対して抱く疑似エレクトラ・コンプレックスのようなもの。一方、クロエは完全に保護者です。ミサキが普通の少女なら、彼女はいつかクロエに追いつくことも出来るかも知れない。でも、ミサキはもう成長することはないのです。少年の姿のままのヒグレの存在がそれを残酷に告げている。ミサキはまだ気付いてはいませんが……。

ミサキとクロエの過去について、暗に示唆されるシーンがありましたがほとんどのことは謎のまま。先はまだ長そうです。ゆっくりで良いですから、長く続いて欲しいシリーズですね。
2006. 06. 25  
スーザン・サランドンつながりで《ロッキー・ホラー・ショー》を紹介しちゃいます。
これ、基本的にフランケンシュタインのパロディなのでカテゴリ《vampire》に入れるのはちょっと苦しいんですが、ドラキュラのパロもちょびっと入ってるので……(^_^;)
ティム・カーリー主演となってますが、ヒロインはサランドンです。彼女の歌も入ってます! まあ、サランドンにとっての《ロッキー・ホラー・ショー》はジョニー・デップにとっての《シザーハンズ》みたいなもので……(^_^;) ←どっちも名作ですよネ!

もともとオフブロードウェイの当たらなかったミュージカルで、それが映画になってカルト的人気を博し、伝説となり、さらにいまDVDになったわけです。いろんな版が出てますが、今手に入るので安いのがコレ↓

ロッキー・ホラー・ショー ロッキー・ホラー・ショー
ティム・カリー (2005/12/16)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

この商品の詳細を見る



で、最近出た2枚組プレミアム・エディションがコレ↓

ロッキー・ホラー・ショー (2枚組 プレミアム) ロッキー・ホラー・ショー (2枚組 プレミアム)
ティム・カリー (2006/04/28)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

この商品の詳細を見る



『ロッキー』とはトランシルヴァニア星から「愛」の布教にやってきたトランスセクシャルな宇宙人、フランケン・フルター(ティム・カーリー)が愛人用に作った筋肉ムキムキの人造人間のこと。このフランケンの城に迷い込んだ若いカップルの悪夢と愛欲の一夜の物語……かな? (『トランシルヴァニア』と『トランスセクシャル』をかけただけという気もしますが……^^;)

このさい、ストーリーはどうでも良いのです。見るべきは恐怖と笑いとダンスと網タイツ。ほぼ全員網タイツの城の住人たちによって繰り広げられるスラップスティックかつデカダンなパーティーが延々と続きます。そしてまだ駆けだしだったサランドンがビックリするような美声で歌います。曲は「タッチャタッチャタッチ・ミー」。触って触って触って~~アタシは夜のケモノ~~♪ というスゴイ歌詞。いや、スーザン、ホントすごいですよ~これぞ女優魂!
各所にちりばめられたB級映画へのオマージュも見所で、主題曲のタイトルは『SF怪奇映画2本立て』! ←歌詞は古いSF映画のタイトルの羅列。
とにかくカルト的、ディレッタント的で、画面の構図を名画そっくりに仕立ててあるシーンがあり、特に有名なのはグラント・ウッドの『アメリカン・ゴシック』。これにもろそっくりな画面が冒頭の結婚式のシーンに入ってます。

ミュージカル嫌いな私がハマってしまってDVDまで買っちゃった迷作です。21歳以上の方で、コメディー・ホラーに理解のある方にオススメします。あ、私の贔屓のキャラは主役級の3人の誰でもなくてマジェンダ(城のメイド。『フランケンシュタインの花嫁』の花嫁そっくり)とリフラフ(怪し~い召使い。マジェンダの兄)だったり……(^_^;)

2006. 06. 21  
カトリーヌ・ドヌーヴ、デヴィッド・ボウイ、スーザン・サランドンによる異色現代ヴァンパイアストーリー。全体にアート的・退廃的な色彩が強く、アクション・ホラーやスレイヤーものをお望みの方には向きません。耽美ともちょっと違うのですが……うう~ん、アーバン系? 
カトリーヌ・ドヌーヴ演じる吸血鬼ミリアムがとにかく美しいです。ボウイは彼女の恋人役なんですが、最初の方だけ素顔であとはほとんど特殊メークになっちゃいます。それが残念といえば残念なんですが、その代わりスーザン・サランドンとドヌーヴという大変珍しいカップリングのからみがあります。正当派美人女優のドヌーヴと眼が異様に大きい特異な顔だちのサランドン。ですが、存在感では完全にサランドンが勝っていますね~。ベッドシーンは大変幻想的です。


ハンガー ハンガー
カトリーヌ・ドヌーヴ (2005/09/02)
ワーナー・ホーム・ビデオ

この商品の詳細を見る


ドヌーヴ演じる吸血鬼ミリアムは不死の種族なのですが、恋人であるボウイは300歳で寿命が近づいています。ミリアムは現代医学で彼の老化を阻止しようと老化研究者サラ(スーザン・サランドン)に近づき……。皮肉なオチの効いたラストは見事。劇中でバウハウスのライブ・シーンがあり、歌っている曲がなんと「Bela Lugosi's dead」! 外さないな~と思いました。

以下、原作に関するネタバレがあります↓
みちのく未来基金
プロフィール

Riri Shimada

  • Author:Riri Shimada
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。
公式サイト 
新・よこしまです。

日別アーカイブ
QRコード
QR