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2008'05.29 (Thu)

《今日の早川さん2》

今日の早川さん 2 (限定版)今日の早川さん 2 (限定版)
(2008/05/23)
coco

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仕事が一段落したので「今日の早川さん2」を読みました。ほとんどblogで読んでると思ったら描き下ろし分が…………うおお、こんな「ちょっとイイ話」で来るとは! 不覚にもうるっと来ちゃいましたよ…………友達っていいなあ…………。


限定版はしおりとブックカバーがついてるんですが、ブックカバー掛けない派だからなあ……金の早川さんがすり切れたらモッタイナイですし(笑)

しおりは使いやすそうでいい感じv とはいえ、これも犬耳派なのであまり使ったことがなく……。借りた本には出来ないですが。
20:49  |  SF  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2006'06.16 (Fri)

《キャメロット最後の守護者》

アーサー王つながりで《キャメロット最後の守護者》を。デビュー作《騎士が来た!》を含む初期から後期までのロジャー・ゼラズニイ作品から選り抜かれた中短編集です。《光の王》などの長編も好きなのですが、ゼラズニイらしい切れ味の良さが最も輝くのは中編だと思います。

この作品集には珍しくゼラズニイ本人による長い前書きがあります。この前書きで自身の創作に関するスタンス、および作家になるまでのいきさつが述べられています。天才肌に見えるゼラズニイにも苦労した修行時代、うまく書けない時代があったのです。彼はどうやって「上手く書けない」自分を克服したか。その切っ掛けはボツになった全作品を読み返したこと、だそうです。これはSF、ファンタジーを書こうとしている人、小説家を目指している人には特にオススメします。

表題作《キャメロット最後の守護者》は文字通り最後の一人になっても生き続け、聖杯を求め続けたランスロットの物語。恐らく100枚以下の短い作品ですが、凝縮されたイメージ、物語性は素晴らしく壮大で美しいのです。聖杯テーマですが、ファンタジーというよりはややSFよりの作品。
《フロストとベータ》は人類滅亡後の遠未来、機械たちによる哀しい物語。好きなラブストーリーのベスト5に入ります(人間ほとんど出ませんが)。
それから、この作品集にはゼラズニイには珍しい吸血鬼ものが入っています。《吸血機伝説》(←誤字ではありません)がそれ。やはり人類滅亡後の未来、ただひとり生き残った吸血鬼フリッツと、ラインのミスで生まれてしまったヴァンパイア・ロボットの切ない物語。ごく短い掌編ですが、ゼラズニイらしいアイロニーに満ちた作品です。(ゼラズニイ作品で吸血鬼というと《ディルヴィシュ》シリーズに女ヴァンパイアのエピソードがありますが、単なるゲストキャラでお色気担当という感じなので)

ここに収録されている初期の短編は難解で抜き身の剣みたいにとんがっていますが、それらを含めてゼラズニイの軌跡が辿れる貴重な作品集です。これがいま入手困難本になっているのはまことに残念なことで、《伝道の書に捧げる薔薇》ともども復刊して欲しいものです。《光の王》が復刊されたのでそのうち出るのでは、と期待しているのですが……。待てない方は図書館にリクエストして是非どうぞ。

キャメロット最後の守護者 / ロジャー・ゼラズニイ
17:08  |  SF  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2006'06.10 (Sat)

《フレドリック・ブラウンは二度死ぬ》

結局「SF」カテゴリを作ることに……(^^;) しかし「SF」で「ヴァンパイア」とか「SFマンガ」「SF映画」はどこにいれたらいいのか……まあ、その都度適当にということで!(←行き当たりばったりの私の人生を暗示しているような……)

《フレドリック・ブラウンは二度死ぬ》は波津彬子、橋本多佳子、坂田靖子の手によるフレドリック・ブラウン漫画化作品アンソロジー。スゴイ豪華でしょう? 83年の朝日ソノラマ版を講談社文庫で出し直したもので、お三方とも初期の絵柄です。完成された絵柄でない分、『個性』が強く出ていて現在の絵がどうやって形成されて行ったのかが解ります。

巻頭の《血》という作品はなんと3人の合作! しかも吸血鬼モノ(大笑)! いや、(ある意味)悲劇なんで笑っちゃいけないんですが、笑えます。

フレドリック・ブラウンは二度死ぬ フレドリック・ブラウンは二度死ぬ
坂田 靖子、橋本 多佳子 他 (2002/12)
コミックス

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短編集なのでSFあり、ミステリーありですが、奇妙で不思議でどこかほのぼのした笑いはどの作品にも共通しています。作画も構成も非常に丁寧なつくりで、お三方のブラウン作品に対する愛情が伝わってきます。ブラウンはアイディアと奇妙な味の作家だと思われがちですが、漫画化された作品で読み返してみると、意外にもロマンス要素が強いような気がしました。そのカップリングはたいがい好青年と知的な女性。キャラクターの善良さが奇妙な味とほのぼのが同居したブラウン作品の秘密なのかも。

ところで、短編作家として有名なブラウンですが、私が一番好きなのは長編のコレです↓

天の光はすべて星 / フレドリック・ブラウン

《天の光はすべて星》。美しいタイトルだと思いませんか。
ごく近い未来、宇宙(そら、と読んで下さい)を失った男が再び宇宙を目指す物語。小川一水作品やプロジェクトXがお好きな方は絶対ハマると思います。とても、とても美しい物語です。現在絶版で入手困難ですが、復刊を信じて待ちましょう。古書店での捕獲もぜひ。
11:42  |  SF  |  TB(1)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑
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