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2010. 01. 28  
ロビン・ホブの『黄金の狩人』出ました! 1、2、3巻同時発売です!
翻訳者様より頂きました! ありがとうございます~!

黄金の狩人1 (道化の使命) (創元推理文庫) (創元推理文庫 F ホ 8-7 道化の使命)黄金の狩人1 (道化の使命) (創元推理文庫) (創元推理文庫 F ホ 8-7 道化の使命)
(2010/01/30)
ロビン・ホブ

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黄金の狩人2 (道化の使命) (創元推理文庫) (創元推理文庫 F ホ 8-8 道化の使命)黄金の狩人2 (道化の使命) (創元推理文庫) (創元推理文庫 F ホ 8-8 道化の使命)
(2010/01/30)
ロビン・ホブ

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黄金の狩人3 (道化の使命) (創元推理文庫) (創元推理文庫 F ホ 8-9 道化の使命)黄金の狩人3 (道化の使命) (創元推理文庫) (創元推理文庫 F ホ 8-9 道化の使命)
(2010/01/30)
ロビン・ホブ

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《ファーシーアの一族》の続きです。時代的には《真実(ヴェリティ)の帰還》の十五年後。
十五年経っているので心配したんですが、ちゃんとナイトアイズ出てました! もう老狼ですよね……前作で出てきたときはホントにちっちゃくて可愛かった……
このシリーズは前作にも増して「気」、つまり動物との意識の交感魔法が重要になっているそうで、異世界好きだけでなく動物好きも要チェックです。冒頭、老いたナイトアイズがフィッツを気づかうところなんか、それだけでもうホロッと……

翻訳者様に伺ったところ、あとがきでネタバレはないというので後書きとそれと解説を先に読んじゃいました。
翻訳者様後書きにはヨコハマのワールドコンの時のことが触れられていて、懐かしかったです。
あのとき、ホブ先生にいろいろ質問したんですよねー
ナイトアイズはホブ先生が昔飼っていた愛犬ブルーノがモデルだとか。ブルーノは狼犬だったんだそうです(ああ、なんて羨ましい……!)
そう、ホブ先生、本当に動物がお好きなんですよ。ファーシーア・シリーズで描かれる動物たちの行動や考え方は動物好きならではと唸らされます。ナイトアイズはフィッツと付きあって人のように考えるけれど、やはりその思考や規範は人間とは異なる犬科のものなんですよ。過剰に人間らしくない。そこがいい!
ホブ先生はアラスカ育ちで、バックキープの荒々しい自然はアラスカはコディヤッック島がモデルであるとか……
それだから、この異世界には手で触れるようなリアリティがあるんですねえ……


表紙イラストは前シリーズとは変わりましたが、どちらも美しいですねー。



前シリーズの方も貼っておきましょう……

騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫)騎士(シヴァルリ)の息子 上 <ファーシーアの一族> (創元推理文庫)
(2004/12/18)
ロビン・ホブ鍛治 靖子

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2009. 10. 11  
BS2の海外ドラマ『魔術師マーリン』観ました。
アーサー王伝説をネタにした青春ドラマ…………だそうです(^^;)
まーあまり難しいことは考えずに、ということで……

それより何より。大きな声で言いたいのは!


ドラゴンが可愛い~~~!

……と、いうことです(^_^;)


も~~ホントに良く出来てます! フルCGだと思うんですけども、喋ったり飛んだり! 特に飛ぶところ! 皮膜がぱたぱた! と開いて閉じて! すんごくデリケートな動き!
も~~~~可愛いのなんの! 萌え死にそうに可愛いですよ!


は~~来週も観よう……。ドラゴンさんはレギュラーなのかしら………v
(もちろんレギュラーですよね!)


2008. 09. 08  
「天の光はすべて星」のコメント欄で触れたのでC・L・ムーアの復刊本もご紹介しときましょう。新版のタイトルは「シャンブロウ」ですが、早川文庫の旧版で「大宇宙の魔女」というタイトルで出版されていたものと同じ内容だと思います(連作短編集なので全く同じ短編が収録されているかどうかは分かりませんが)。

シャンブロウ (ダーク・ファンタジー・コレクション 9)シャンブロウ (ダーク・ファンタジー・コレクション 9)
(2008/07)
C.L.ムーア

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「シャンブロウ」はシリーズ中代表作と言える作品タイトル。シリーズ名はノースウェスト・スミス・シリーズ。全作に登場する主人公の名前がノースウェスト・スミスなわけ。舞台は金星、水星、火星などの植民化された太陽系の惑星で、雰囲気は開拓時代の西部に近い。火星はともかく金星に人類が住めるか、なんてことはこの際考えちゃいけません。金星に原住民もいたりするんですが、気にしないように。ちなみに、主人公の唯一の友人であるヤロールは金星人で、「猫のような」と評される性悪美形。ノースウェストはレイガン一丁腰に下げて放浪する太陽系無宿のアウトロー。

で、このノースウェストがどんなヒーローさんかというと……《史上最強のマゾ・ヒーロー》……
毎回毎回毎回、魔性にたぶらかされて危機一髪! のところでなんとか正気を取り戻すかヤロールに助けられるという姫さまヒーロー。いや、ステキなんですよ、この人ストイックでね! でも、いつも太陽系の魔性に目をつけられちゃうのですわv 

このシリーズのテーマはヴァンピリズムだと思います。はっきりと「血」がテーマの作品もありますが、その他の作品もある種の精神的、或いはオド・ヴァンピリズムを描いている。
耽美ですが、甘くはなくて灼けた鉄のような味わいのある連作です。
作者のムーアは女性。この作品が書かれた当時「女の書いたSFなんて」という風潮だったのでファーストネームを隠して発表したそうです。
同時代の作家アンドレ・ノートンも実は女性。中学時代、ムーアとノートンは双璧で好きな作家でした。どちらも女性作家だと知ったのは初読から大分経ってから。言われてみれば女性ならではの視点で描かれているような気がします。
ノースウェスト・スミス・シリーズは男性ファンはシャンブロウに代表される魔性の女たちに、女性ファンはノースウェストとヤロールに着目して読むので男女どちらからも支持されるんですよね。
ムーアにはこの他に《処女戦士ジレル》という女戦士を主人公にした中世ダークファンタジーのシリーズがあり、これはノースウェスト物にちょっぴりリンクしています。そういうことを考えると、ノースウェストとヤロールの棲む太陽系はこの世界の未来ではなく、ジレルのいた世界の未来なのかもしれません。


もしも手に入るならハヤカワの旧版をオススメします。松本零士イラストが素晴らしいです。Amazonの中古では旧版の表紙が出てないんですよねーー

2008. 09. 05  
ながらく絶版だったフレドリック・ブラウンの「天の光はすべて星」がめでたく復刊されました!


良いお話ですよ~~絶対泣けます! 捕獲は今! 
この物語に描かれる「未来」は限りなく今現在に近くなっています。
人は星を見上げ、それに手を伸ばそうとする生き物なのだということをこの物語は思い出させてくれます。未来に希望が持てない21世紀のわたしたちに、もう一度希望を思い起こさせてくれる物語です。


前にご紹介したときの記事↓
http://ririshimada.blog4.fc2.com/blog-entry-654.html


天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4)
(2008/09/05)
フレドリック・ブラウン

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長編とはいえそんなに長くないですし、休日の一気読みをオススメします。ティッシュ一箱用意して。電車の中で読むと……ちょっと恥ずかしいかも……(^_^;)


2008. 05. 29  
今日の早川さん 2 (限定版)今日の早川さん 2 (限定版)
(2008/05/23)
coco

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仕事が一段落したので「今日の早川さん2」を読みました。ほとんどblogで読んでると思ったら描き下ろし分が…………うおお、こんな「ちょっとイイ話」で来るとは! 不覚にもうるっと来ちゃいましたよ…………友達っていいなあ…………。


限定版はしおりとブックカバーがついてるんですが、ブックカバー掛けない派だからなあ……金の早川さんがすり切れたらモッタイナイですし(笑)

しおりは使いやすそうでいい感じv とはいえ、これも犬耳派なのであまり使ったことがなく……。借りた本には出来ないですが。
2006. 06. 16  
アーサー王つながりで《キャメロット最後の守護者》を。デビュー作《騎士が来た!》を含む初期から後期までのロジャー・ゼラズニイ作品から選り抜かれた中短編集です。《光の王》などの長編も好きなのですが、ゼラズニイらしい切れ味の良さが最も輝くのは中編だと思います。

この作品集には珍しくゼラズニイ本人による長い前書きがあります。この前書きで自身の創作に関するスタンス、および作家になるまでのいきさつが述べられています。天才肌に見えるゼラズニイにも苦労した修行時代、うまく書けない時代があったのです。彼はどうやって「上手く書けない」自分を克服したか。その切っ掛けはボツになった全作品を読み返したこと、だそうです。これはSF、ファンタジーを書こうとしている人、小説家を目指している人には特にオススメします。

表題作《キャメロット最後の守護者》は文字通り最後の一人になっても生き続け、聖杯を求め続けたランスロットの物語。恐らく100枚以下の短い作品ですが、凝縮されたイメージ、物語性は素晴らしく壮大で美しいのです。聖杯テーマですが、ファンタジーというよりはややSFよりの作品。
《フロストとベータ》は人類滅亡後の遠未来、機械たちによる哀しい物語。好きなラブストーリーのベスト5に入ります(人間ほとんど出ませんが)。
それから、この作品集にはゼラズニイには珍しい吸血鬼ものが入っています。《吸血機伝説》(←誤字ではありません)がそれ。やはり人類滅亡後の未来、ただひとり生き残った吸血鬼フリッツと、ラインのミスで生まれてしまったヴァンパイア・ロボットの切ない物語。ごく短い掌編ですが、ゼラズニイらしいアイロニーに満ちた作品です。(ゼラズニイ作品で吸血鬼というと《ディルヴィシュ》シリーズに女ヴァンパイアのエピソードがありますが、単なるゲストキャラでお色気担当という感じなので)

ここに収録されている初期の短編は難解で抜き身の剣みたいにとんがっていますが、それらを含めてゼラズニイの軌跡が辿れる貴重な作品集です。これがいま入手困難本になっているのはまことに残念なことで、《伝道の書に捧げる薔薇》ともども復刊して欲しいものです。《光の王》が復刊されたのでそのうち出るのでは、と期待しているのですが……。待てない方は図書館にリクエストして是非どうぞ。

キャメロット最後の守護者 / ロジャー・ゼラズニイ
2006. 06. 10  
結局「SF」カテゴリを作ることに……(^^;) しかし「SF」で「ヴァンパイア」とか「SFマンガ」「SF映画」はどこにいれたらいいのか……まあ、その都度適当にということで!(←行き当たりばったりの私の人生を暗示しているような……)

《フレドリック・ブラウンは二度死ぬ》は波津彬子、橋本多佳子、坂田靖子の手によるフレドリック・ブラウン漫画化作品アンソロジー。スゴイ豪華でしょう? 83年の朝日ソノラマ版を講談社文庫で出し直したもので、お三方とも初期の絵柄です。完成された絵柄でない分、『個性』が強く出ていて現在の絵がどうやって形成されて行ったのかが解ります。

巻頭の《血》という作品はなんと3人の合作! しかも吸血鬼モノ(大笑)! いや、(ある意味)悲劇なんで笑っちゃいけないんですが、笑えます。

フレドリック・ブラウンは二度死ぬ フレドリック・ブラウンは二度死ぬ
坂田 靖子、橋本 多佳子 他 (2002/12)
コミックス

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短編集なのでSFあり、ミステリーありですが、奇妙で不思議でどこかほのぼのした笑いはどの作品にも共通しています。作画も構成も非常に丁寧なつくりで、お三方のブラウン作品に対する愛情が伝わってきます。ブラウンはアイディアと奇妙な味の作家だと思われがちですが、漫画化された作品で読み返してみると、意外にもロマンス要素が強いような気がしました。そのカップリングはたいがい好青年と知的な女性。キャラクターの善良さが奇妙な味とほのぼのが同居したブラウン作品の秘密なのかも。

ところで、短編作家として有名なブラウンですが、私が一番好きなのは長編のコレです↓

天の光はすべて星 / フレドリック・ブラウン

《天の光はすべて星》。美しいタイトルだと思いませんか。
ごく近い未来、宇宙(そら、と読んで下さい)を失った男が再び宇宙を目指す物語。小川一水作品やプロジェクトXがお好きな方は絶対ハマると思います。とても、とても美しい物語です。現在絶版で入手困難ですが、復刊を信じて待ちましょう。古書店での捕獲もぜひ。
みちのく未来基金
プロフィール

Riri Shimada

  • Author:Riri Shimada
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。
公式サイト 
新・よこしまです。

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