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2008. 05. 31  
去年の暮れから悩まされてきた剽窃問題に区切りをつけることにしました。
この問題は「ネット剽窃問題」カテゴリに分類してあります。詳しい経緯をご覧になりたい方はサイドバーの「カテゴリ」⇒「ネット剽窃問題」からご覧になって下さい。

ここでは簡単にまとめておきます。
私がデビュー前に同人誌に発表した二つの短編をほとんどそのまま書き写したものを「自作」としてサイトに掲載している人がいました。最初は、携帯サイト。それが削除されてしばらく後、同じサービスの提供する無料ホームページで。
固有名詞が変えてあること、無用な外見描写が書き加えられていること、そして恐らくオリジナルの同人誌の最終回を手に入れられなかったため勝手に付け加えられた最終章を除き、まるまる引き写しでした。

こういったネット上の剽窃に対し、著作権者であることを100%の証明をすることは難しいと言われています。削除のイタチごっこであるし、証明自体が難しいからです。
それで同人サークルの会長さんともご相談し、オリジナルの全文の公開することにしました。その上で同人誌の当該ページを1ページずつコピーしてここに貼っておきます。
現物があるということはかなり強力な証拠と言えるのではないでしょうか。

2001年の地層から五冊発掘するのは大変でしたよ……。


タイトルは
“天国の庭”
“僕らはアイの歌をうたう”


同人雑誌“あとりえMILKISS”2001年2月号から8月号にかけて計五回にわたって分割掲載されたものです。



tengoku1.jpg


tengoku2.jpg


inouta1.jpg


inouta2.jpg


inouta3.jpg



既に現在と同じペンネームを使っていたことがお解りだと思います。


本文の方は別サイトにまとめてあります。
そちらはワープロ専用機で書いたデータをフロッピーディスクから救出し、DOSに変換し、さらにMacのシンプルテキストに変換したものです。
記号等うまく変換されないものを手動で直した部分を除き原文ママです。
本当は書き直したい点が多々あるのですが、直してしまっては意味がなくなるので。

http://web.mac.com/ririshimada/iWeb/weSingasongofLove/Welcome.html


これでもまだ私が著者であることを認めないとしたら、何を言っても無駄でしょう。
ご意見、ご苦情のある方はコメント欄にどうぞ。

2008. 04. 04  
ご心配おかけしましたが、問題は収束に向かっているようです。まだチェックは必要ですが。

気付かれたことに気付いたらしく、当該サイトから小説ページがなくなっていました。小説掲載を止めることへの言い訳というか、ストーリーも書いてありました。これがまたす凄いのですが……咄嗟にこれだけ話が作れるのならその力を自身の創作に回せば、と思わないでもないです。
まあ、本当に若い子なんだろうと思います。ネットの友達に対してこれぐらい言わないと引っ込みがつかないんでしょう。
メガトン級の言い訳でしたが、あげられていた小説を再度消したので取り敢えずは良しとします。レンタルHP運営会社に削除依頼を出すと掲示板や他のコンテンツを含めてアカウントごと削除されるわけですし、それは少し可哀想かなと思いましたので。それで様子を見ながら自発対応を待っていたのです。ただ、引き際の手際が鮮やかすぎて常習犯かなとも思いました。グーグルキャッシュの削除って、普通考えつくものですか? 私は考えつかなかったです。


今回はこれで一応の収束を見ましたが、これで終わりではないのかも知れません。前回もすぐに削除してほとぼりが冷めた頃に別アドレスで、ということをしているので、また同じことを繰り返さないとは限らないでしょう。そうなるといたちごっこです。
同人サークルの会長さんや先輩作家の方に相談したのですが、やはり著作権をはっきりさせるために全文を公開した方が良いのではないかと思いました。それで駄目ならもう法的手段に訴えるしか自分を守る方法がありません。
以前、人からネットに本文をあげることは危険だと言われていたのですが、紙媒体だって危険なわけですから絶対確実な安全なんてどこにもないのです。(以前のケースで「ラノン」も文庫から書き写されていました)

剽窃された二作品は五回に渡って同人誌に分載されたのですが、おそらく四回分しか手に入れていないのだと思います。”僕らはアイの歌をうたう”の最後の部分が欠けていて、いくらか書き足されていたからです。この最終回部分を含め、仕事の手が空いたら何らかの形で公開するつもりです。データはありますので、体裁を整えるだけです。このブログか、別のところでかはまだ解りませんが。



それにしても、今回のことは自分で思っていた以上にこたえました。これは自分が同じ立場に立たされてみないと解らないと思います。今回剽窃された作品は古い物ですし、発表の予定もなかったのですが、それでも手足の一部を奪われたように感じました。最初に見たときは、嘔吐しそうでした。今も考えただけで気分が悪くなります。当事者でないと想像するのは難しいと思いますが、実際にそうなのです。本当にもうこれっきりにして欲しいのです。正直に言ってこのことが始まってから仕事も手に付かない状態なのです。
私の望みはこれ以上剽窃を繰り返さないで欲しいということです。ただ、それだけです。
他人の足を踏んでも痛くないけれど、踏まれた方はとても痛いのです。そして誰だって踏まれる側になる可能性はある。誰も踏まれないようにするためには、自分が踏まないようにするしかないのです。社会というのはそうやって成り立っているのですから。

2008. 04. 03  
厭なこと、もしかしたら解決に向かっているのかも知れません。そう思いたいです。
2008. 03. 15  
去年のクリスマスイブに意味不明の「ひとりごと」エントリを書きました。あれから3月近く経ったのでそろそろどういうことだったか明かしても良いんじゃないかと思います。

http://ririshimada.blog4.fc2.com/blog-entry-1208.html

カンの良い方はお気付きだと思いますが、ネットに私の作品を剽窃したものが上がっていました。こういうことは二度目で、最初のときはもう「ラノン」の冒頭数ページを丸写ししたものが投稿サイトに投稿されていました。2006年だから、もう二年近く前のことです。

今回はアマ時代の2000~2001年頃に同人誌に数回に分けて掲載された二本の短編が携帯サイトに自作品として載せられていました。一部分がカットされ、その代わりに書き足された部分がありましたが、その他の部分は文章全体ほぼ丸ごと引き写しでした。昨年の晩秋のことです。
オリジナル作品を掲載した同人サークルの方から抗議が行き、すぐにその携帯サイト内の剽窃作は削除されました。削除されたのでそれ以上は追及しないことにしました。
たぶん若い子の出来心だろうし、すぐに削除したのは反省しているからだと思ったからです。

でも、プロ作家の方が自分の作品をネットで剽窃された上、先にネットの剽窃作品を読んだ読者から「ネットを盗作したのか」と言われたという話を聞いたのです。

今回の剽窃サイトは削除されていますが、既に眼にした方もいることでしょう。将来、この作品を公表したとき反対に「携帯小説を剽窃した」と言われないとも限らない。今回剽窃された作品はアマ時代の未熟なもので、今のところ公表の予定はありません。でも、将来的には書き直して発表することもあるかも知れない。
そういうこともあって、今のうちにはっきりさせておくことにしました。

「天国の庭」と「僕らはアイの歌をうたう」は私がアマチュア時代に書いた作品です。

携帯サイトは削除されて時間が経っているのでもう検索に掛からないと思います。
どちらもSFで、「天国の庭」はアンドロイド+終末もの、「僕らはアイの歌をうたう」は異星人との不幸なファーストコンタクトものです。「天国の庭」はありがちなタイトルですが、「僕らはアイの歌をうたう」は被る可能性がほとんどない長タイトルですから、これを明らかにしておくことは意味があると思います。

私の作品であることは簡単に証明できます。作品が掲載された号はまだ持っていますし、サークル自体継続していますから。

同人の方は掲載から7年も経っていて、地味なオリジナルオンリーのSFファンタジー系創作サークルで、イベントでも売っていないのでバレないと思ったんでしょうね。でも、バレてるんですよ。(剽窃した人はサークルの同人ではないと思います。サークルのスタッフも同意見です。年齢的に7年前の作品をリアルタイムで読んでいたとは思えないからです)

仲間内で見せあうくらいならいいけれど、携帯サイトに上げるということは不特定多数の眼に触れるということです。万一、商品化の話が来たりしたらどうするのでしょうか。とても困ったことになると思うのですが、そこまでは考えていないのでしょうね……。

出版社主催の公募に出すのと違ってネットに上げるのは罪悪感が薄いのかも知れません。でも、同じことです。私の作品に限らず、もうこんなことはしないで下さい。誰が知らなくても自分自身は知っている筈ですよ。自分自身が困ったことになる前に引き返すことです。今ならまだ間に合うはず。


追記に2作品の内容を簡単に書いておきます。
2007. 12. 24  
これはひとりごとです。ここを見ているほとんどの方には関係のない話なのでパスしちゃって下さい。でも、もしかしたら中には関係のある方もいるかもしれません。

実を言うとこういうことはこれが初めてじゃないので、今回はあんまり驚きませんでした。自分に関係して最初にそういうことがあったと聞いたのは一年以上前のことです。近頃はよくあることだとも聞きいて、うへー、と思いました。

たぶん、大した事じゃないと思ってやってしまうんですよね。
でもそれは、お店にあるものを黙って持ってきてしまうのと同じです。
判らないと思うんですよね。でも、判ってしまうんですよ。
昔の人はテンモウカイカイソニシテモラサズ、って言ったんです。

もちろん、誰にも知られないまま済むかもしれない。
でも、この世で必ずひとりだけは必ず知っている。それは自分自身です。
そして次に何かに直面したとき、こんな囁きが聴こえるかもしれない。

「大丈夫、今度もばれないから」

だけど、その声に従うたびに胸には小さな黒い穴があくのです。

その黒い穴はだんだん大きくなるかもしれない。
やがてはそれに呑み込まれてしまうかもしれない。
そうならないためには、その穴を塞ぐしかないのです。

その穴を塞ぐことができるのはこれからの自分だけです。
過去は変えられません。でも未来は変えられます。
二度と、その囁きに耳を貸さないで下さい。
過ちを繰り返さないで下さい。
人は過ちにさえ慣れてしまうのです。

モラルやルールは他人のためにだけあるのではないということ。
自分のためでもあるということ。それを忘れないで。

聖夜に思ったことでした。
みちのく未来基金
プロフィール

Riri Shimada

  • Author:Riri Shimada
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。
公式サイト 
新・よこしまです。

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