縞田理理の《とろいのです》。

本、音楽、映画、オヤツなどについてちょびちょび 書いていきたいな~と。感想はネタバレなしの方針で。

ファファード&グレイ・マウザー

フリッツ・ライバーの《ファファード&グレイ・マウザー》が新訳、新装版で出ていると知りました。翻訳は浅倉久志氏、イラストは末弥純氏。
おお~~! 買わねば~~! 引っ越し前なので本を減らす運動をしているんですが、ああ~~でも文庫だし、それはまあ旧版は持ってますけど、翻訳違うし、イラストも違うし……どうせ昨日も本買っちゃったし(←殴)!

フリッツ・ライバーはSF畑の人。《ファファード&グレイ・マウザー》は純然たる冒険ファンタジーの体裁を取っていますが、そのせいかそこはかとなく「都会的」なのです。異世界冒険ファンタジーというと、荒野とか砂漠とか森とかを旅するような設定が多いと思いますが、《ファファード&グレイ・マウザー》の舞台はさまざまなギルドが乱立する猥雑を極めた都市ランクマー。剣と魔法よりも狡知と策略が幅をきかせています。

しかしまあ、そんなことよりも何しろキャラが魅力的なんですよね。ファファードは金髪、大力の大男、グレイマウザーは黒髪でチビの魔道師。対照的な二人のコンビの妙が美味しいのです。それはノースウェスト・スミスとヤロールのごとく、なのです。ファファードはすごく良い奴なのですが、ちょっと総身に知恵が……というところがあり、そんなファファードを見捨てないマウザーがまた良かったり。
ファファードの故郷の雪と氷の国の魔女たちについてもっと知りたかったと思ったり。旧版では3巻までしか出ていなかったのすが、今回は全5巻出版予定になっているのでもしかしたらその辺も……と期待しちゃいます。

ライバーには「バケツ一杯の空気」というSFの名作があるのですが、レーベルが潰れたため(サンリオSF)日本語では入手不可能。とても残念なことです。「闇よ、集え!」も好きでした。こちらは青背表紙のハヤカワSF文庫。教会に支配された未来社会を《闇》の力により救おうとするディストピアSF。入手は……やはり困難でしょうね……。


この《ファファード&グレイ・マウザー》の金髪と黒髪の二人主役ですが、私のキャラ作りに隠然と影響を与えていたのではないかという気がしてきました。
誰かというと、アグネスとシールシャ。私はどちらかというと黒髪好きーなのですが、《ラノン》一巻第2話でネッシーのキャラ設定を考えたときには金髪以外には考えられなかったのです。《ラノン》2巻を出せることになったとき即座に出てきたキャラが黒髪で小柄な魔女シールシャ。初登場は第3話《ネッシーと風の魔女》ですが、その前からキャラは出来上がっていて、アグネスとセットで登場というのも決まっていました。大男と魔道師ではなく大女と魔女ですが……。黒と金はやっぱり良い取り合わせだと思うのです。

*Comment

 

<ファファード&グレイ・マウザー>私も好きでした。旧版は読んでいるのですが、新装版を見つけてどうしようか迷っていたところです。でも、全5巻でるんですねぇ…年末にコミックスですが、神谷悠さんの「京&一平シリーズ」1~30まで衝動買いしたところなので、ちょっと控えねばと思っていたのですが…やっぱり買ってしまいそうです。
思えばこの本辺りから異世界ファンタジーなるのもを、意識し始めたような気がします。「ナルニア国物語」を読んだのも同じころで、それからしばらくアシモフやル・グインを読んでましたっけ、なんだかとりとめも無くなってきたのでこの辺で失礼します。ブログもトラックバックも初めてなのでちょっと不安ですが…
  • posted by 樹螺 
  • URL 
  • 2005.02/03 16:25分 
  • [Edit]

ファファード&グレイ・マウザーv 

樹螺さんもお好きでしたか~v 異世界ファンタジー好きには見逃せないシリーズですよね。わたしが最初にはまった異世界はゼラズニイの真世界アンバーシリーズでした。当時はハヤカワと創元のファンタジーを片端から読んでいた気がします。今は入手困難になっているのが多いですが……。でも近頃復刊が増えているし、復刊への期待を込めて懐かしファンタジーのレビューをしてみようかな……。
(30巻一気買いはサイフに痛いですね……^_^;)
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2005.02/03 16:38分 
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プロフィール

しまだ

  • Author:しまだ
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。

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