縞田理理の《とろいのです》。

本、音楽、映画、オヤツなどについてちょびちょび 書いていきたいな~と。感想はネタバレなしの方針で。

『アイアムレジェンド』


久々のヴァンパイアテーマご紹介。
リチャード・マシスンの古典的名作、新訳にて復刊です! 目出度い~~
私は『地球最後の男』というタイトルの旧訳で持っていたのですが、新訳もゲットしましたv 古酒を新しい革袋に♪ キレ、コクともに味わい格別です。
訳者後書きにこの作品のあまりにも有名なラスト一文に対する新解釈があるのですが、確かにこちらの方がしっくり来ます。
マシスンという作家はホラーを書いてもストレートなホラーではなくて、どちらかというと奇妙な、変化球で来る作家で、そしてそのテイストは優しい。人間への乾いた優しさ、とでもいうものをホラーに込めるのですよね。だからとても好きな作家なのです。そのマシスンがラストで言いたかったこと、それはやっぱり……という気がしました。

マシスンは《ヴァンパイア・マシスン》という綽名があるくらいヴァンパイアものが好きだったそうですけど、ヴァンパイアものは翻訳はあまり出ていないのです。私が読んでるのは《吸血鬼は夜恋をする》と、あとタイトルを思い出せない短編がひとつくらい(佐々木倫子の「代名詞の迷宮」でネタに使われてたやつだと思います)。
これを機会に未訳のホラー短編なども翻訳して欲しいです。



アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)
(2007/11/08)
リチャード・マシスン

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復刊のきっかけは映画化だったのだろうと思いますが、映画はまだ見ていないのですが全くの別物だそうです。時代設定が変わっただけでなく、吸血鬼(これ、映画版では言っちゃいけないことらしいですね。映画の宣伝でも触れてなかったし……でも封切りから半月以上経ってるからもういいでしょう)でもないらしいです。
映画を先に観て、元はどんな話だったのか確かめるのも良いと思います。原作を読んでからどんな映画になったのか見に行く、というのも良いですね。

わたしは観に行けるかなあ…………こないだ地元で面白そうなB級吸血鬼映画やっていたのに見に行きそびれるし……('_;) ルーシー・リュウの「ブラッド」って、ご覧になった方おられます? 

*Comment

あけましておめでとうございます♪ 

色付きの文字

年頭に吸血鬼テーマ、嬉しいです~♪
それも、マシスン・・・ありがとうございます。
マシスンは吸血鬼ものの短編もけっこう書いているんですが、日本の短編集にはあんまり入ってないですね。アメリカでは去年、『アイ・アム・レジェンド』に吸血鬼もの短編を数編くっつけた限定版のハードカバー本が出ていますよん。

今年もよろしくね、りりんv-37
  • posted by 匍匐仮面 
  • URL 
  • 2008.01/07 11:14分 
  • [Edit]

お正月なので 

お正月らしい話題ということで……(^_^;)
それにしても短編数編をくっつけた限定版ハードカバーとは…………アメリカもアコギなことしますね~~!

あ、「ブラッド」はもうDVD出てるようです。買っちゃおうかな…………;
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2008.01/07 12:10分 
  • [Edit]

『ブラッド』をご覧になったら 

感想をUPしてくださいね♪ ぼくも興味津々なんです。

ところでアマゾンの『アイ・アム』レビューが、いつのまにかわらわらと増大してました(汗)。なんか異様なものもちらほら・・・。
りりん先生じゃないよね?(笑)
  • posted by 匍匐仮面 
  • URL 
  • 2008.01/07 16:53分 
  • [Edit]

いえ…… 

Amazonのはやり方がよく判らないので……(^_^;)
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2008.01/07 22:53分 
  • [Edit]

知らなかった…… 

新訳だったんですね~。
久々に読もうと実家で探したら見つからず……。
じゃあこの機会だから新訳チャレンジするべきかな?

映画はやっぱり別物なんですね。
そんな予感はしてたんだけど、やっぱり……。
ちょっと淋しいけれど、まあ、あのままストレートに映画化するのもどうかと思いますしね。
  • posted by ドリ 
  • URL 
  • 2008.01/11 01:27分 
  • [Edit]

完全新訳です~ 

私も旧版「地球最後の男」を発掘出来ずにいるので比較出来ないんですが、かなり違う感じ。新訳版は現代風というのか、リアルで乾いた絶望感が強いです。スパイの正体が割れるシーンについて、旧版の方はえらく簡単だった記憶があるんですが(「え? そんなんで?」みたいな)新版はかなり詳しい。
それと、ラスト一文。タイトル通りなわけですが、旧版と微妙に違います。旧版は意訳だったような。その解釈が解説に載ってるので、解説はあとで読んだ方がいいです~~。

映画……確かに原作通りだったらヒットは難しかったかも……(^_^;)
大人の事情ってやつでしょう……;
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2008.01/11 11:03分 
  • [Edit]

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プロフィール

しまだ

  • Author:しまだ
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。

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