縞田理理の《とろいのです》。

本、音楽、映画、オヤツなどについてちょびちょび 書いていきたいな~と。感想はネタバレなしの方針で。

スチームパンクとは。

新発売中の《ミレニアムの翼》はスチームパンク物です。でも帯はヴィクトリア朝ゴシックファンタジー。どっち? という声も聴かれますが、どちらもハズレではないのです。そもそもスチームパンクって何? という話になります。

「スチーム」は蒸気。蒸気の時代といえば19世紀英国→ヴィクトリア朝ゴシック。そして空想的な技術→空想→ファンタジー(おお、繋がった!)
スチームパンクとは19世紀的な文化・テクノロジーに空想科学の翼を加えたもの、と思っております。

日本ではまだ知名度の低いスチームパンクですが、欧米ではかなり流行っていて翻訳も入ってくるようになっています。「アレクシア女史」シリーズも広義のスチームパンク。レトロでノスタルジック。ジブリ映画にもよく登場する世界観です。




さて《ミレニアムの翼》の世界を少しご紹介しますね。人々は1000階に及ぶ巨大な塔で暮らしています。塔は都市なのです。過去の公害への反省から塔に人口を集約することで美しく保たれた《田園》は荘園貴族に独占され、一般人は居住を許されていません。そこで働く人たちは《泥雲雀》と呼ばれる荘園従事者です。

この世界ではエレクトロニクスがほとんど発達していない代わり、重力制御や精巧なオートマタなどいくつかの突出した技術が存在します。それは《発明卿》と呼ばれる天才発明家によるもので、文明と文化は非対称をなしています。文化面では19世紀末英国的です。

作中のオートマタとは機械人形の意です。いわゆるロボットですね。自律的に動く人間そっくりなもの、動物型のもの、人が乗って操縦する作業ロボもあります。1巻で出てくるのはメカわんこ、機械サーカス人形、そして人が乗って操縦する作業機械の《蟹》。

《蟹》は巨大ではないですが、ロボ的なものです。あ、むしろレイバー的かな? 6本足で2本の鋏腕があり、市場や工事現場の作業で使われています。1巻では青物市場の追跡シーンに登場します。このシーン、実はスラップスティックが書きたくて書きました(^_^;) ハリウッド映画によくある追っかけっこのシーン。文章だと難しいですね……。

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プロフィール

しまだ

  • Author:しまだ
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。

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