縞田理理の《とろいのです》。

本、音楽、映画、オヤツなどについてちょびちょび 書いていきたいな~と。感想はネタバレなしの方針で。

どの世界に住みたいですか?

SF大会でひかわ玲子先生の「ファンタジー茶話」のお手伝いをさせていただきました。内容は「ファンタジー創作談義」です。

「ファンタジー創作談義」、ラスト10分の質疑応答は熱心な質問で埋まりました。手を上げておられたのに番が回らなかった方、申し訳ありませんでした。大会後、ツイッターでフォロワーさんから時間がないので質問しなかったけれど、可能なら「今まで書いた世界で、続きを書きたいと思っているものはありますか?どこですか?」「同じく住んでみたいのは?」というのを聞きたかったと伺いました。

なかなか難しい質問ですね……(^^;)
続きに関しては、どれも書きたいことはあります。ただ、このへんで終わり、と線引きした形になっている作品と、きっちり一周した感じで終わらせている作品があり、書きたさの意味が違います。
「フーバニア国異聞」「グウィノール年代記」はまだ世界全体の一部分しか描いていないので、機会があったら書きたいです。
「モンスターズ・イン・パラダイス」は三冊できっちり終わっていますが、まだ広げてみたい世界なのでこれも機会があれば書きたいです。

反対に、もうこれ以上書かなくていいと思うのは「霧の日にはラノンが視える」「竜の夢見る街で」「花咲く森の妖魔の姫」「裏庭で影がまどろむ昼下がり」。
「霧の日にはラノンが視える」は投稿作だったのものの続きを四巻まで書いたので、もう十分な気がします。スピンオフ短編ならばまだ書いてもいいですが、本編の続きはキャラクター達に任せたいです。
「竜の夢見る街で」「花咲く森の妖魔の姫」「裏庭で影がまどろむ昼下がり」はどれもメデタシメデタシで終わっているので、これ以上キャラクター達を引っ張り出して働かせるのも可哀想ですし、野暮じゃないかと。たぶんみんな幸せに暮らしていますから。
「ミレニアムの翼」については、完結したばかりなので何とも言えません。《塔》と《田園》の世界そのものは描いてみたいですが、時代や登場人物は変わってくると思います。実を言うとケイシーのその後については書きたいネタがあったのですが、巻末とペーパー用短編には不向きだったのでどちらも見送られました。全く商業向きのネタではなかったので……

さて、もう一つの質問、「住んでみたい世界」。
「ラノン」の「ロンドン」は現実のロンドンなので、たまに遊びに行って《同盟》経営のパブやカフェで呑むのもいいかもしれません。ミレニアムマイルにあるギリーの生花店で花を買ったり、美容室《ラノン・ラノン》でヘアカットしたり、トマシーナの古書店で妖精伝説を探したり。もしかしたら《裏庭》のロンドンと繋がっていて、シェパーズブッシュ駅から少し歩くとハーパーの神秘グッズショップがあるかも。或いは「竜の夢見る街で」のコリンたちが共同で暮らすアシュトン・テラスや、郊外には夢見るドラゴン、キャスパー・ランプトンの荒れ果てた屋敷があるかもしれません。
でも、妖精世界ラノンには行かない方がいいです。魔法が使えないと暮らせない世界ですから

フーバニアは……ピクニックなら良いですが、住むのは大変そうですね(^^;)
いまのところグウィノール大陸も現代人にはあまり住みよさそうではないです。

ミレニアムの《塔》と《田園》の世界は住みやすそうですし、刺激があって面白そうです。でも、一番住んでみたいのは「モンスターズ・イン・パラダイス」の世界かも。ブルームフィールド市の優美な摩天楼からの街の絶景を眺め、夜は《十字路》亭にくり出してハーピーの出迎えをうけ、サイレンのウェイトレスの給仕でミノタウロスのシェフの作るほろほろ鳥のパイ包み焼きを食べる。お隣はセントール芸術家兄妹だったり。もちろん新顔のお客にはヴァムピールのマスターが偵察がてら挨拶に来ます。

こんなふうに──

「お客様。昔から十字路は運命が交わる場所と申しまして、この《十字路》亭には実に様々な種族の方々がお越しになります。わたしどもはどの種族のお客様にもお寛ぎいただけますよう、常日頃より腐心しております。至らない点がございましたら何なりとお申し出くださいませ」「では、お客様に良き出会いがありますよう」



楽しそうでしょう? そういうわけで、私が住んでみたいのは「モンスターズ・イン・パラダイス」のブルームフィールド市でした。

*Comment

NoTitle 

ぼくは滅亡前のグウィノール帝国で支配者として君臨するか、ミレニアムの翼の《鋼と真鍮》亭の常連さんになりたいです。
  • posted by まもる 
  • URL 
  • 2014.07/29 22:55分 
  • [Edit]

NoTitle 

グウィノール帝国の支配者ですか! それは凄いかもです。帝国時代の話はいつか書きたいです……
《鋼と真鍮》亭はいつも歓迎ですよv 麦酒は各種あります。料理の方は、英国のパラレルワールドなのであまり期待できないですが……(^^;)
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2014.08/02 12:40分 
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NoTitle 

グウィノール帝国のお話、ぜひお願いいたします。
英国料理ですが、じつはフィッシュ&チップスをはじめ、ロンドンのパブで供される料理が大好きなので、まったく無問題です。
  • posted by まもる 
  • URL 
  • 2014.08/02 16:43分 
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NoTitle 

フィッシュ&チップスお好きですか〜(^^;) 麦酒には合いますよね。最近はロンドンも美味しい店が増えているそうですv そうでないところも、依然ありますが……汗
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2014.08/02 21:13分 
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NoTitle 

新鮮なタラの切り身をみつけたら、自宅でフィッシュ&チップスをつくって楽しんでいますが、ちょっと品がよすぎるのが玉にきずですね。
ぼそぼそで脂ぎったやつにヴィネガーどばどばかけてむしゃぶりつく快感が忘れられません。
  • posted by まもる 
  • URL 
  • 2014.08/02 21:45分 
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NoTitle 

ぼそぼそで脂ぎった……(^^;)! まさに英国の味……新鮮なタラを良い油で揚げればちゃんと美味しい料理だと思います!
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2014.08/03 02:03分 
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NoTitle 

私はフーバニア探検か、ミレニアムの塔探検がいいです!
どっちにしても探検・・
住むのはやはり田舎がいいですね!
ってことでフーバニアなら
住めば都かも・・
  • posted by ねこおばさん 
  • URL 
  • 2014.08/09 23:55分 
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NoTitle 

フーバニアは慣れれば住めば都……かもですねv フーバニアの自然や風習をよく覚えないと危ないですが……(^^;) 
ミレニアムの《田園》はリゾート向きですね。
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2014.08/10 00:52分 
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プロフィール

しまだ

  • Author:しまだ
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。

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