縞田理理の《とろいのです》。

本、音楽、映画、オヤツなどについてちょびちょび 書いていきたいな~と。感想はネタバレなしの方針で。

「ドラゴンになった青年」

ブックマークしている作家さんのサイトの書評ページ、奥の方のページを初めて開けてみたら「ドラゴンの騎士・上下」(ゴードン・R・ディクソン著)というのがありました。え? これってまさか「ドラゴンになった青年」の続編……? 出てたんですか~~~全然知りませんでした! 解説を見たら、16年ぶりの続編とか……。慌ててアマゾンさんに行ってみたら、既に絶版……。うわああああああん……(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T) 他のネット書店も同様。95年出版でした……。その頃って、ネットでやってなかったし、気軽にネットで本を注文、という時代でもなかったし、近所に本屋さんがなかったし、たまに本屋さんがある場所に行ってもハヤカワのFTが揃ってるなんてことはまずないわけで……そういうわけで、存在自体を知らないまま「ドラゴンの騎士」は店頭から消え、ネット書店からも消えてしまったようなのです……。中古なら入手可能みたいですが、ネットで中古っていうのはどうも
いまいち踏み切れないんですよね……現物が見られないし……。うう~ん。

気を取り直して「ドラゴンになった青年」。を書棚で捜索。萩尾望都先生の表紙が懐かしいなあ……。英国幻想文学賞を受賞したユーモア・ファンタジーです。ファンタジーでユーモア物って当時はかなり珍しかったのですが、物語の骨格がガッチリしているのでその上でいくら遊んでも大丈夫という感じなのです。

内容は現代人である主人公が意識だけ過去の英国(たぶんパラレル異世界)に飛ばされ、巨大なドラゴンに憑依してしまうというもの。ほとんどの部分がドラゴン視点で描かれていて、人間側とのギャップが笑いを誘います。最初はドラゴンを厭がっていた主人公がだんだんドラゴン的なキモチになっちゃうところとか、すごく良いです。思わず牛を丸ごと食べちゃったり……v 魔法使いや騎士やドラゴンたち、多彩なキャラクターがまた愉快で楽しい。特にドラゴンたち(笑)。ドラゴンにも種類によって差別みたいのがあり、身体が小さい湖沼ドラゴンはいつもへこへこしていたり。ドラゴンにはドラゴンの事情があり、人間には人間の、魔法使いには魔法使いの事情がある。考えてみれば当たり前のこと。登場人物たちのやっていることは私たちから見るとすごく可笑しいのですが、この作品はその当たり前のことを忘れがちな現代人を一番笑っているような気がします。
奥付をみたら昭和54年発行でした。図書館でなら読めると思います……。

*Comment

古本なら 

埼玉県越谷市のR4沿いのブックオフに上下巻ありましたよ。半額くらいで、結構良い状態でした・・・でも、越谷は遠いですね・・・(^^;)
  • posted by たまにゃ 
  • URL 
  • 2005.06/20 14:48分 
  • [Edit]

 

おお、あるところにはあるのですね! でも越谷ではたぶん行けない……(^_^;) こまめに捜せば割とあるのかも。そういえば昔はよく古本屋さんに行きましたが(そのころはブックオフなんてなかったけれど……^^;)近年とんと行っていないです。こんど近場で古本屋さんを捜してみようかな……。
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2005.06/20 18:34分 
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  • posted by  
  •  
  • 2005.06/30 19:43分 
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プロフィール

しまだ

  • Author:しまだ
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。

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