縞田理理の《とろいのです》。

本、音楽、映画、オヤツなどについてちょびちょび 書いていきたいな~と。感想はネタバレなしの方針で。

《お目にかかれて》

ラブロマンスって苦手だと思っていました。これを読むまでは。

波津彬子さんの《お目にかかれて》。胸がスカッとするような粋なラブストーリー集です。波津さんは和物のイメージが強いのですが、これは1940年代~1950年代頃のアメリカを舞台にしたもの。古き良きアメリカの面影、元気だった頃のハリウッドのラブストーリーを彷彿させる洒脱な味わい。そんなものが一コマ一コマから溢れてくる。表題作の《お目にかかれて》は幽霊が出てきますが、他の作品には超自然なものは描かれず、その替わりに「ありそうだけどない、けれどあって欲しい小さな愛の奇跡」が描かれます。だから、読み終えたときとても幸せな気持ちになれる。収録されたほとんどの作品がラブロマンスをテーマにしていますが、一番最後の《イントロダクション》という作品だけは恋愛テーマではなく、ハリウッド映画的でもありません。むしろ、ミニシアター系のヨーロッパ映画の趣。収録作の中でこれが一番好きかも。少女マンガというメディアの奥の深さを見せつける作品です。

お目にかかれて / 波津 彬子

↑なぜか絶版の古い方だけ画像がある……でも再版分は表紙が違うんですよ~;

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しまだ

  • Author:しまだ
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。

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