縞田理理の《とろいのです》。

本、音楽、映画、オヤツなどについてちょびちょび 書いていきたいな~と。感想はネタバレなしの方針で。

《夜はきて愛を語り》

《夜はきて愛を語り》……意味深な、それでいて美しいタイトルだと思いませんか? 
少し前のアメリカを舞台にしたこの作品集は、外国を舞台にした波津さんの他の作品集より暗い色調です。映画的であるという点では《パーフェクト・ジェントルマン》や《お目にかかれて》と同じなのですが夢のようなハッピーエンドの映画ではなく、人生の悲哀を描いた古い短編映画のような味わいです。表題作の《夜はきて愛を語り》はサスペンスもので、そこに描かれるのはみな何かしらの過去を背負った哀しい人々。ある筈のない救いを求め、得たと思った瞬間に失う。けれどやはりそこには小さな救いがあるのです。愛という名の。

夜はきて愛を語り / 波津 彬子

しっとりした情感を味わいたいときに是非どうぞ。

最近のリメイクばかり作っていてネタのないハリウッド映画のプロデューサーはこういう作品を映画化すればいいのにねえ~~と思います……。そういえば、少年マンガにはけっこうハリウッドやアメリカテレビ界の手が延びているようですが、まだ少女マンガはないですね。たぶん知らないんでしょうね~~。

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しまだ

  • Author:しまだ
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。

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