縞田理理の《とろいのです》。

本、音楽、映画、オヤツなどについてちょびちょび 書いていきたいな~と。感想はネタバレなしの方針で。

《空中楼閣の住人》

《うるわしの英国》シリーズも3冊目になってしまいました……。
この《空中楼閣の住人》は前の二巻とは独立したお話で、コーネリアス・エヴァディーンは登場しません。ですからこの巻から読むことも可能です。(もっとも前の《月の出を待って》も《中国の鳥》もどこから読んでも大丈夫な読み切り連作なのですが)。
前二作と本書の違う点はコーネリアスが登場しないことよりむしろ『不思議度の違い』です。前二作は「もしかしたら不思議」や「ちょっとだけ不思議」な世界を描いているのですが、「取り替え子」という普遍的なケルト・モチーフを使って描かれるこの物語の不思議は「本物の不思議」なのです。


空中楼閣の住人 空中楼閣の住人
波津 彬子 (2005/03/25)
小学館

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《空中楼閣の住人》とは、いわゆる「頭の中で遊んでいる」人のこと。このブログを覗いている人には覚えのある方も多いと思いますが(笑)。その「現実とはちょっとうまくやっていけないけれど頭の中に遊び場を持っている」こども、ヴィクターが引き取られたのは妖精の国とつながった不思議な館だった――館の主マクラウド氏、不思議な召使いのバナールさんもステキでした。同時収録の《はるかな緑の国》はマクラウド氏の過去の話。《空中楼閣~》では明かされないこの館とマクラウド氏のなれそめが語られます。とてもステキなラブストーリーです。

ところで、《うるわしの英国》シリーズはこの3冊で終わりなんでしょうか……(T.T) 《雨柳堂》の方が本筋だというのは判るんですが、ときどきはまた《うるわしの英国》も描いて下さらないでしょうか……だって、コーネリアスもまだ結婚出来ていませんし!←結婚したら本当に終わってしまう気がするのでどうか独身でいて~~。

*Comment

大丈夫ですよ 

まだ、「うるわしの英国」シリーズ続いてますから。
私はオヤジ猫ヴィルヘルムのファンです。(笑)

波津さんはご自身のサイトお持ちですので、そちらをご覧になると宜しいかと。
  • posted by IARI/SHIMIZ 
  • URL 
  • 2006.06/27 23:59分 
  • [Edit]

ホントですか~~? 

ヨカッタ~~\(^-^)/ これで終わりだったらどうしようかと……。
ヴィルヘルムは良いですよ! やはりこのシリーズ、ヴィルヘルムのファンが一番多いのではないかと! ユーイェンも良いですがやはり貫禄不足ですものね~。あとプロージット君もv←彼はいったい何なんでしょうか……(^_^;) 

波津さんのサイトがあるんですね。今度チェックしてみますv シリーズが続けば「ヴィルヘルム某日」の3も期待出来るかも知れませんね~!
  • posted by しまだ 
  • URL 
  • 2006.06/28 00:53分 
  • [Edit]

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  • Author:しまだ
  • 万年駆け出しのファンタジー小説家。湿った日陰や本棚の隅っこでほそぼそ生きてます。
    ウィングス小説大賞出身。入選作は「霧の日にはラノンが視える」ですが、「裏庭で影がまどろむ昼下がり」が2001年11月10日発売の小説ウィングス秋号に先に掲載されたのでこちらが実質デビュー作。
    好きなものはケルトと妖怪と動物と怪獣。

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